皆様、はじめまして。ホームページをご覧いただきありがとうございます。
京都で活動をしているNPOフラットと申します。フラットは、病院・学校・LGBTQサポートグループ、社会的養護の現場で活動する臨床心理士やソーシャルワーカーで構成されています。これらのメンバーが、日頃若者と関わる中で、性・セクシュアリティに関する悩みを持ちながらも、なかなか相談できず、適切な支援に繋がれないといったケースを目の当たりにしてきました。そうした経験から、私たちは、思春期の若者(15 歳~25 歳前後)を対象に、自分の身体と心、性・セクシュアリティについて気軽に話したり相談できる場所、「ユース保健室」の活動を始めました。
最近では、「性的同意」に関する刑法の改正や「LGBT理解増進法」の成立によって、社会の関心が高まると同時に、反対意見やヘイト発言がSNSで情報発信されて、傷ついてしまう若者の話しも耳にしており、人権としての「性」の保障や多様性への理解はまだまだ不足しているのだと感じています。
性・セクシュアリティに関することは、マイノリティに限らず"全ての人"のライフスタイルに関わる根幹の部分であり、権利として当然に守られるべきだと信じています。若者のニーズ、社会のニーズに対して、医療・福祉・教育など他機関とも連携しながら、フラットユース保健室の活動を展開させていきたいと考えています。
現在のフラットの活動は、毎月1~2回のイベント型ユース保健室の活動が中心です。それに加えて、出張保健室や出前講座、個別相談(オンラインも含む)なども依頼に応じて実施しています。将来的には、常設のユース保健室を設置して、性・セクシュアリティに関して「いつでも頼れる拠り所」「困った時の駆け込み寺」を目指し、また包括的性教育の実践の場として若者同士・若者と専門職が繋がれる場所にもなれるのではないか、と期待しています。
まだまだスタートしたばかりの活動ですが、「ユース保健室」が当たり前の資源として若者の中に浸透できるように、そして活用されるように、地道に歩んでまいります!!
どうぞ宜しくお願いします!!